亀城庵の讃岐弁講座 第13回 讃岐弁の助詞とも言える言葉「~まい」
讃岐うどんの亀城庵のナカツです。
めっきり涼しくなってきましたね・・・
などと、考えていたら、何ともう10月!!
今年など、あと3ヶ月もないそうです。・・・2014年早すぎる・・・
何か、年々1年と言うものが早くなってきているような気がしてなりません。
さてさて。
1年が早いと言う事は、1週間も早いです。
もう1週間たって、今週の讃岐弁講座です!!
第13回目は・・・讃岐弁の助詞とも言える言葉・・・
「まい」
です。
この言葉。それ自体では、使いません。
前述の通り、助詞みたいなもんです。
例えば、「来まい」だと「来いよ」(「来まいよ。」とも言います。)
例えば、「寄りまい」だと「寄っていけよ」。
動詞の最後につく言葉だと思えば、ほぼ間違いない言葉・・・だと思います。(くどいようですが、私は専門家ではないので、自分のニュアンスですので悪しからず。)
イメージで申し訳ないのですが、前述の例を使うと、「来いよ」って、命令っぽいし、少しきつい言い方になってしまうような感じがしますが、それを「来まい」にする事で、何だか少し、優しいニュアンスになっているではないでしょうか?
基本的に、この「~まい」で誘われると、もう、これは断れません。(私の場合ですが・・・)
おばあちゃんに「食べてまい」と言われて、「いや・・・また今度・・・」なんて、絶対言えません。
何と言うか、この言葉は、100%善意(と言うか、優しさ?)でないと使えない言葉だと、個人的には思っているからなんです。
そして、言われた方が何だかほっこりする。そんな不思議な言葉。それが「まい」です。
私としては、とっても好きな方言のひとつだと思います。
では、最後に、今週の讃岐の風景を・・・
少し曇ってますが・・・
亀城庵のある宇多津町のご存知(と言うか、何度か、このブログでもご紹介した)恋人達の聖地「臨海公園」から見た瀬戸大橋です。
良い天気だったので、「よし!写真を撮りにに行くぞ!」と意気込んでいたのですが、実際行ってみると、何だかチョッともやぁ~んとしておりました。
うむむむ・・・もう少し、良い天気の時にリベンジしたいと思います。はい。
さて、さぬき弁講座では、リクエストも受けつけています。「こんな言葉を取り上げて欲しい」と言う、リクエストをお送りいただければ、ぜひ、取り上げさせて頂きます。
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たくさんのリクエストお待ちしております!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、次回、讃岐弁講座で。
さぬき弁講座 バックナンバー一覧
第12回 おにぎりには欠かせないもの「こんこ」
第11回 新しいものに対しての一言「さら」
第10回 熱中するからこそ言われる一言「たった」
第9回 ぜひ言われたい一言「うまげな」
第8回 疲れすぎた時の一言「えらい」
第7回 暑い季節にはぜひご注意ください「あつけ」
第6回 量より気持ちを伝えたい時の言葉「ひして」
第5回 満腹の時の合言葉「おきた」
第4回 優しい愛情の込められた言葉?「おとっちゃま」
第3回 うどん屋でよく使う言葉「まける」
第2回 そんな単純じゃない言葉「むつごい」
第1回 香川県の挨拶「なんがでっきょんな」