寒い日には水洗い不要の讃岐うどんの二大冬メニューで冷たい水に触る必要なし!
亀城庵の藤井正章です。
ホントさぶいですね~
当店のような本格的な讃岐うどんは基本的に水洗いが必須。
ただ、こんな時期はどうしても水洗いが億劫になります。
※私も寒がりなので苦手です
そこで、香川の先人が発明(?)した私のようなずぼらな方向けの食べ方があります。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「釜あげうどん」。
私、うどんと言えば、冬はほぼこればかり食べているという感じです。
釜(茹で鍋)からあげたてのうどんというような意味ですが、讃岐うどんでは、
茹でたうどんを茹で湯ごとどんぶりに移して、少し濃いめのつゆに生姜、ネギ、ごまなどの薬味を
入れ、うどんを漬けながら食べる、アツアツつけ麺。
山形のひっぱりうどんがこれに近いです。
釜あげうどんの特徴は、茹でたばかりのうどんは表面にぬめりが残ります。
そのぬめりもモチモチしたうどんの食感と一緒に楽しむというものです。
ただ、茹で時間をかけうどんよりも1、2分程度(※)短めに茹でると
うどんがアルデンテ状態にはなりますが、ぬめりは少ないです。
※うどんの太さにより異なります
こちらはちょっとしたアイデアで土鍋で釜あげうどんを作ってみました。
土鍋の保温効果でいつまでもアツアツに食べられます。
もう一つ、同じように「釜あげ」として食べるレシピがあります。
もしかすると、こちらのほうが有名かもしれませんが、「釜玉うどん」です。
茹でたうどんの茹で湯は使わずに直接、生卵を割りいれているどんぶりの中に
あまりにも手軽なので、私もよく家で妻や子供に作ることが多いです。
少し熱が通って、半熟になったたまごがだし醤油をマイルドにして美味しいです。
昨日は麺の美しさのお話をしたところで、今日はあまり美しい感じではないですが、
それでも讃岐うどんならではの食感を楽しめる食べ方です。
水洗いがちょっと面倒だな、水が冷たいなぁ~という時にお試しください。