うどんの時間
亀城庵の藤井正章です。
先日、読んだ小説の読書感想文(?)を少し。
読んだのは「うどんの時間」。
香川県出身の山下 貴光さんの小説です。
比較的軽く読める部類だと思います。本を読むのが苦手な私でも1、2日で読みました。
香川県のうどん屋さんをお父さんに持つ主人公がうどん屋さんを継ぐ決意をするまでが描かれています。
タイトルのうどんの時間。
メルマガ等でも書きましたが、うどんを家族(や友人)と一緒に食べて幸せな気持ちになる時間です。
うどんにまつわる幸せな時間。
私にとっては、高松から神戸のフェリー(連絡船)のなかで、食べたうどん。
今思うと、ありきたりな香川のセルフうどんのうどんと変わりないのですが、数少ない家族旅行の思い出です。
それと、亡くなった祖父の(たしか)一周忌の時の法事にざるうどんが振る舞われました。
そのざるうどんが今でも忘れられないほど美味しかった記憶があります。
家族はもちろん、お坊さんと一緒におじいちゃんの思い出話をしながら食べたざるうどん
和やかな雰囲気で食べたざるうどんは幸せの味でした。
たくさんうどんを食べる機会はありましたが、「美味しかった」と思い出に残るほどのうどんは
やっぱり家族や、友人と一緒に楽しんだうどんなのではないかと小説を読みながら気づきました。
これからもうどんにまつわるしあわせの時間、「うどんの時間」を増やしていきたいです。