自宅でうどんを調理するということ

亀城庵の藤井正章です。

 

最近、チェーンのうどん屋さんなどが、香川県以外にも増えてきましたよね。

 

香川県の感覚で、お昼に、朝食に、おやつに(?)という方も増えてきているのではないかと思います。

 

そんな日常的になったうどんですが、お店の人が調理するものと自分で調理するもの、どちらが美味しいと思いますか?

 

実は、こだわれば、自分で調理するほうが美味しい可能性が高いんです。

 

いっぱい同じジャンルの食べ物を食べていくと、例えば関東ですとそばをたくさん食べる方がいると思いますが、

ここのは香りが薄いけど、麺の歯切れはいいよなとか、ちょっとした違いがわかってきます。

 

しかも、それが違う店じゃなくて、同じ店でも、今日のめんはなんかいつもと違うとかが出てきます。

 

そんな感じで違いが分かってくると、例えばそばにおける自分の好み、うどんであれば、うどんにおける

自分の好みが確立されてきます。

 

それが、私は「本当の美味しさ」だと思います。

 

そこで、出来ればたくさんの種類のたくさんのメーカーさんのうどんを食べて頂きたいと思います。

 

その中で自分の本当の美味しさが見つかると思いますので。

 

うどん屋さんで思い出したのですが、以前あるテレビ番組で香川の某有名うどん屋さんが出ていました。

番組としては、工場とかお店とかで売り物にならない不要なものを集めるという主旨の番組で、

びっくりしたのが、見るからに30分以上茹で置きしたうどんをそこの社長さんがあげていたことです。

 

要らないものとは言っても、茹でる前のうどんとかあっただろうに。

 

茹で置きしたうどん、特に讃岐うどんとしては、食べられたものではないので、何となく

そのお店では、かなり茹で置いたうどんでも提供しているのではと勘ぐってしまうシーンでした。

 

お店で提供されるものでも、そんな状態のものを出される可能性があるのであれば、

自分好みの調理法、茹で加減で調理することが自分にとって一番美味しいものができるのではと思います。

 

色んなうどんライフ、うどんレシピが生まれたらいいなと思っています。