帰ってきた亀城庵の讃岐弁講座 第3回 うどん屋でよく使う言葉「まけた」

讃岐うどんの亀城庵のナカツです。

亀城庵のホームページは、実は、閲覧いただいた方が、どのページをどの位見られる分かるようになっております。(これ、言っちゃっても良いんでしょうか・・・?)

もちろん、このスタッフブログも分かります。

「さぬき弁講座」・・・

ありがたいことに、結構、ご覧いただけてる記事みたいです。

と言う事で、さぬき弁講座です!!

第3回は、うどん屋ほか、至る所で使われる・・・

「まけた」

です。

別に、勝負に負けたとか、そんな訳ではありません。

関西弁(と言うのが正しいのか、チョッと自信ありませんが・・・)で言う所の、値段を安くする「おっちゃん!まけてよ。」の「まけた」とも違います。

讃岐弁の場合、直訳すると「汁(などの液体)がこぼれた」と言う意味です。

緊急性がある場合や、こぼれそうでこぼれない瀬戸際の状態は、語尾の「た」を省略して「まけまけまけまけまけ・・・・・」と言う場合もあります。(むしろこっちの方が、よく聞く気がしますが・・・)

こぼれてしまうと、「まけた」になります。

例えば、セルフのうどん屋さん。

ダシも、自分で入れるタイプのお店の場合、思ってたよりダシを入れすぎて、丼からダシが溢れてこぼれてしまった場合に「うわ~まけた!」と言います。

例えば、居酒屋さん。

ビールをコップに注いでて、泡がぶわ~ってなって、こぼれてしまった場合に、泡の増えるスピードに比例して「まけまけまけまけまけまけまけ・・・あ~まけた~」と言います。

一般的には(と言うか、香川の大部分ではと言うほうが正しいですが)、液体がこぼれた場合に言う事が多い「まけた。」ですが・・・

お弁当箱がひっくり返って、中身が転がって出てしまった場合に「あぁ~まけた~」と言う時もあります。

人数制限があって、並んでたのに、その制限からはみ出してしまった時に「まけたわ~」と言う時もあります。

なので、液体に限らず、「何か器から、容量の限界を超えてはみ出してしまった場合に使う言葉。」と言えるかも知れません。

ただ、この使い方は、どちらかと言うと、上級者向け(そんなものがあるのであれば・・・)な使い方です。(多分。)

あと、応用として、現在進行形で、駄々漏れにこぼれ続ける状態を「まけよる」と言います。

色々ありますが、まずは、うどんのダシがこぼれたりした時に「まけた~」とお使いくださいませ。

最後に、今週の讃岐の風景を・・・

kouen

 

善通寺にある「市民集いの丘公園」です。

風景・・・?かどうか、若干微妙ですが、広々としていて、自然もいっぱいな公園です。

歩き始めたばかりの幼児から、小学生くらいまで幅広い層の子どもが楽しめる色んな遊具もあります。(しかも、全て無料です!ジュースとかは有料です!)

「市民集いの丘公園」と言う名前ですが、善通寺市民じゃなければ、追い出されると言う事はありませんので、ぜひぜひ、西讃(香川の西の方です)にお越しの際は、お立ち寄りくださいませ。

私も、娘連れて、しょっ中遊びに行ってます。

さてさて。

さぬき弁講座では、リクエストも受けつけています。「こんな言葉を取り上げて欲しい」と言う、リクエストをお送りいただければ、ぜひ、取り上げさせて頂きます。

こちらのお問い合わせフォームから、リクエストくださいませ。(いつものように、別ウィンドウで開くます。)

たくさんのリクエストお待ちしております!

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、次回、さぬき弁講座で。

さぬき弁講座 バックナンバー一覧
第2回 そんな単純じゃない言葉「むつごい」
第1回 香川県の挨拶「なんがでっきょんな」