亀城庵の讃岐弁講座 第5回 満腹の時の合言葉「おきた」
讃岐うどんの亀城庵のナカツです。
今朝、会社に来ると机の上にこんなものが・・・
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アポロ・・・
しかも、自分でつくれるヤツ!
実は、私、今日8月9日(8月9日に、この記事書いています。)が誕生日なんです。
そこで、スタッフの土居から、プレゼント貰ってしまった次第…
チョッと恥かしいけど、嬉しい。そんな心持ちでございます。
さてさて。
讃岐弁講座です。
第5回は・・・うどん屋さんでよく使う言葉・・・
「おきた」
です。
「おきた」とは、簡単に言うと、満腹になっている状態の事・・・です。(のはずです。)
基本的には、「お腹(が)おきた」。と言う使い方をします。
別に、お腹だけが寝ているわけではないのですが、なぜか、満腹になる事を「お腹おきた」と言います。
「お腹おきた?」「うん。おきた。」と言う会話は、うどん屋さんでは(と言うか、飲食店さんでは)本当によく聞く日常的な会話ではないでしょうか?
予断ですが、私が、学生時代、大阪の友人は満腹になる事を「おっきなった」と言っていました。
なので、その友人と、うどんを食べに行くと「おきた?」「うん。おっきなった。」「それは良かった。オレもおきた。」と言う、よく分からない会話をしていました。
(その友人曰く、自分の「おっきなった」は、お腹が満腹になれば大きくなるから凄く納得できるけど、「おきた」は納得できないと言ってました。・・・そう言われても・・・)
小さな子どもから(私の子どもは、すでに「おきた!」って言っています。)ご年配の方まで、誰もが使う日常的な言葉。それが、この「おきた」だと思います。
ちなみに、この「おきた」には、「凄く満足した」と言うニュアンスも含まれますので(多分)、香川にお越しの際(特に、うどん屋巡りなどされる方は・・・)「お腹おきた~」と、うどん屋さんに行ってあげてください。凄く喜んでもらえると思います。
それでは、最後に、今週の讃岐の風景を・・・
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もう、完全に風景じゃない気もしますが・・・
私の大好きな「大麻山」の頂上付近にあります「野田院古墳」と言う、有名な前方後円墳です。
実は、私の出身地「善通寺」は、結構古くから栄えていた場所で、それこそ、弥生時代から古墳時代にかけて、凄い量の古墳とか、お墓とかが作られていました。(その古墳群のことを「有岡古墳群」と言います。)
何か、平野にある小さな山見たら、古墳と思ってもほぼ間違いない位あります。こんなに古墳があるトコ、他に、飛鳥地方とかその辺にしかないんじゃないかと言う位あります。狭い平野の中に、その数なんと400基以上!!??
宮ヶ尾古墳、丸山古墳、王墓山古墳など、全国的にも有名な古墳が沢山あるのですが、その中でも、この「野田院古墳」は、一番高所にある事、形、製法などから、一番古い古墳ではないかとも言われています。
すぐ横に、キャンプ場もあり、夏には、沢山のお子様連れのご家族が、ここでキャンプをしています。(ここから見る、夜空の星がまたキレイで・・・)
ぜひ、善通寺へお越しのの際は、「大麻山」を登って、讃岐平野を一望しつつ、この古墳にもお立ち寄りくださいませ。
・・・何か、チョッとマニアックな話になっちゃいましたね・・・・
学生時代、考古学を専攻していたので、こう言う話になると、つい色々語りたくなってしまうんですよ・・・スミマセン・・・
今回はこの辺りで・・・
さて、さぬき弁講座では、リクエストも受けつけています。「こんな言葉を取り上げて欲しい」と言う、リクエストをお送りいただければ、ぜひ、取り上げさせて頂きます。
こちらのお問い合わせフォームから、リクエストくださいませ。(いつものように、別ウィンドウで開くます。)
たくさんのリクエストお待ちしております!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、次回、さぬき弁講座で。
さぬき弁講座 バックナンバー一覧
第4回 優しい愛情の込められた言葉?「おとっちゃま」
第3回 うどん屋でよく使う言葉「まける」
第2回 そんな単純じゃない言葉「むつごい」
第1回 香川県の挨拶「なんがでっきょんな」