亀城庵の讃岐弁講座 第10回 熱中するからこそ言われる一言「たった」
讃岐うどんの亀城庵のナカツです。
今週は、何か色々想定の外側な事もあったりして、バタバタしておりました。
とは言え、何か、取り上げて書くような事も、改めて見てみると特にない・・・と言う、何ともよく分からない1週間でした。
さてさて。
そんな感じで、今週の讃岐弁講座!・・・です!!
なんと!讃岐弁講座を始めてから約2ヶ月。記念すべき、10回を迎えることができました!
第10回目は・・・まだまだ続けられます・・・と言う気持ちを込めて・・・(よく分かりませんが・・・)
「たった」
です。
「もうたった。」と言う使い方をします。
赤ちゃんが思いのほか早く立ち上がった時に使うわけじゃあありません。
「立ち上がる」的な意味ではないです。
直訳すると・・・「飽きた」だと思います。
語源としては、多分「もう十分」と言う意味の「足りた」がなまったものだったはずです。ソース(情報の元ネタ)が薄くて、チョッと自信ないのですが・・・
どちらかと言うと、子どもに使う事が多いと思う讃岐弁です。
例えば、子どもが砂場で砂遊びしてたのに、気がつくと、スコップを砂場に置きっぱなしで、ブランコに乗ってた・・・そんな時に、「もう砂遊びはたったんか・・・・」と言います。
そんな感じに使います。
例えば、私でも、1日中PCと睨めっこしてて、家に帰っても、PCと睨めっこしないといけない時に、妻に「もうPC触るのたったわ」と言ったりします。(時々・・・)
どちらかと言うと、熱中して長いことやってたけど、もう十分やったから、飽きてきた。そんなニュアンスだと思います。
すぐに飽きてしまうような事に対して、「たった」はあんまり使わないでしょう・・・少なくとも私の場合は。
どうでもいいですが、「たった」と言うと、最近は、手塚治虫さんのマンガ「ブッダ」に出てくる「タッタ」と思い出てました。
・・・それでは、最後に今週の讃岐の風景を。
ご存知。入道雲ですね。
夏も終わって、すっかり秋の陽気になってきましたので、夏の最後に、今年撮影した入道雲の写真をお届けいたしました。
とは言え、今年は、何となく入道雲を見た回数が少なかったような気がしてならないのですが・・・
香川県は、少し涼しい夏だったからでしょうか?
さて、さぬき弁講座では、リクエストも受けつけています。「こんな言葉を取り上げて欲しい」と言う、リクエストをお送りいただければ、ぜひ、取り上げさせて頂きます。
こちらのお問い合わせフォームから、リクエストくださいませ。(いつものように、別ウィンドウで開くます。)
たくさんのリクエストお待ちしております!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、次回、讃岐弁講座で。
さぬき弁講座 バックナンバー一覧
第9回 ぜひ言われたい一言「うまげな」
第8回 疲れすぎた時の一言「えらい」
第7回 暑い季節にはぜひご注意ください「あつけ」
第6回 量より気持ちを伝えたい時の言葉「ひして」
第5回 満腹の時の合言葉「おきた」
第4回 優しい愛情の込められた言葉?「おとっちゃま」
第3回 うどん屋でよく使う言葉「まける」
第2回 そんな単純じゃない言葉「むつごい」
第1回 香川県の挨拶「なんがでっきょんな」